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たすく祭2018を終えて

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こんにちは。 たすく御成教室の西澤文香です。 いよいよ11月になり、冬を予感させる気候となってきましたね。 先日たすくでは年に一度の「たすく祭」が開催されました。 今年のテーマは、「心を育てる朗読大会」 たすくグループの各教室でチームとなり、舞台上で朗読発表を行う「課題部門」、各教室選出の図書を映像作品の中で子供たちが表現する「自由部門」に分かれ、発表を行いました。 課題部門では、御成教室は10人一組のチームを組み、9月から本格的な練習が始まりました。 自己紹介や発声練習をして、朗読練習をします。 最初はすぐに疲れてしまうお子さんや、恥ずかしくて大きな声が出ないお子さん、どこを読んでいるか目で追えず、つっかえてしまうこともありました。 年代がさまざまなチームのため、先輩が後輩を自然にフォローする姿もたくさん見られました。 練習をした後は、みんなで自分たちの様子を見ながら振り返りをします。 「◯◯さんのここがよかった」とお互いに意見を言い合うことで、他者意識を育てながら、一緒に取り組むチームとしての所属意識、仲間意識も高まったように感じます。 本番に向け毎週チームでの練習を重ね、衣装作りや台本作りもご家族にご協力いただきながら進めました。 そして、本番。 御成から出場した2チームとも、良い緊張感のなか、練習の成果を発揮することができました。どちらのチームも、チームとしての一体感を感じられる発表となりました。 自由部門に参加したお子さんには、このようなホールに初めて来るお子さん、舞台の上に立つことが初めてのお子さんもいます。 お子さんそれぞれのチャレンジを重ね、次の年のステップアップを目指します。 また、題材である「朗読」はお子さんの意思決定支援を助ける「言語技術教育」においてとても大切な学習です。 たすく祭は終わりましたが、また来年に向け、コツコツと、朗読やそれにつながる「見る・聞く・話す」学習を続けていきたいと思います。 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0467-23-2156

お子さんの状態や目的に応じた 身体づくりの成果

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こんにちは。たすく御成教室の大久保直子です。 たすくでは、日曜日に家族会活動として、ノルディック・ウオークを行っています。 歩き方には、いくつか段階があり、お子さんの身体の状態や目的に応じて、 歩き方をステップアップさせながら、取り組んでいます。 たすく入会6年目になるAさん。 入会された当初は、首や体幹を支える力が弱く、 学習中に、机の上に体を伏せてしまうこともしばしば。 そこで、良い姿勢を保つことを重視しながら机上学習に取り組み、 併せて、ご家庭での身体づくりも継続。 良い姿勢を保持しながら、机上学習の取り組むことができるようになりました。 そして、ノルディック・ウオークにも、ほぼ毎週ご家族で参加されています。 Aさんは、歩行が少し不安定だったため、靴の中に足底板を入れていたのですが、 先日、「もう足底板を入れなくても良いですよ。ノルディック・ウオークの成果ってすごいですね」。と言われたそうです。 これからも、自分の身体図式が意識しやすくなるよう、 ノルディック・ウオークを継続していきます。 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0467-23-2156

夏休みを振り返り…

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こんにちは。たすく鎌倉御成教室の西澤文香です。 9月に入り、だいぶ暑さも落ち着いてきましたが、まだまだ夏の雰囲気が抜けない鎌倉です。 この夏、教室ではさまざまなチャレンジをすることができました! 7月中旬、毎年恒例の「鎌倉花火大会」を子どもたちと一緒に見てきました。 夏はたくさんのイベントがありますが、「暑さ」「たくさんの人」「大きな音」「見通しのもちにくい状況」など、ASDのあるお子さんにとっては苦手な要素も多く、参加することをためらってしまうことも多いという声を多く聞きます。 しかし、このようなイベントこそ、普段の療育での「般化」を見るいいチャンス! それぞれのお子さんで、「大人と一緒に歩調を合わせて歩くこと」「友達と一緒に行動すること」を意識して、最後まで楽しんで参加することができました。 また、夏休み特別イベントとしてプール教室を開催 講師の先生に教わりながら、初めてバタ足ができるようになったお子さん、顔をつけられるようになったお子さんなど、それぞれのお子さんで新たなチャレンジに挑むことができました。 7月末〜8月上旬には、たすくの「サマースクール」も開催。 水族館に公共交通機関を使ってお出かけしたり、ビーチクリーンに取り組んだり、お料理づくりにも取り組みました。 普段はなかなか見れない、移動スキルもしっかりチェック。 ICカードの使い方、ホームでの列の並び方、電車内での過ごし方などを確認し、次のステップを見つけます。 また、8月12日13日は富士登山にも挑戦! 大人でも厳しい環境のなか、声をかけあいながらチャレンジすることができました。 「自分たちだけではなかなか挑戦できないことも、みんなと一緒なら挑戦できる!」 この夏の経験を生かし、また新たなチャレンジをたくさん生んでいきたい思います! 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0467-23-2156

自分で時間を管理すること

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こんにちは。 たすく御成教室の大久保直子です。 たすくグループの鎌倉エリアには、 「鎌倉発達支援室 自立の学校」という教室があります。 この教室では、コミュニケーション力の育成(目標管理と報告)を重視しながら、 一定時間自習をすること、社会性の学習(共創学習)、運動(ABCウエルネス)に 取り組み、同世代の友達同士の関わり合いの中で、お子さん達が日々学んでいます。 目標管理では、お子さんが、自分でその日の活動内容や所要時間の予定や、活動の目標を立て、時間を管理しながら活動したり、目標の評価・改善をしたりしています。 そんな自立の学校の活動の中で、こんなエピソードがありました。 夏休み、ほぼ毎日、自立の学校に通っていた、Tくん。 ある日、普段よりも早く帰るため、2時までに自習を終わらせる目標を立てていました。 でも、昼食後に、残った自習のプリントが2時までに終わりそうにないことに気付き、 スケジュールを、先に運動する予定に変更し、運動の終了時間もいつもより早め、 後半に自習の時間が確保できるように、スケジュールを自分で調整しました。 Tくんは、夏休みに、たすくの仲間と一緒に富士登山にチャレンジをしました。 富士登山では、1日の時間を管理する力が求められますが、 下山時に、帰りの集合時間を気にして、休憩時間を短縮する姿が見られました。 自分のことだけではなく、仲間に迷惑をかけないようにするためにも、 自分の行動や時間を調整する力が身についたんだな〜 と改めて感じたエピソードでした。 たすくグループでは、J☆sKepsアプローチを軸にして、 Tくんのような、自ら学ぶ力を育てるための療育を行っています。 9月2日(土)に、お子さんのことをより理解するための個別の相談会を開催します。 個別のアセスメントをとおして、お子さんの特性と、今後の学習方法について アドバイスをさせていただきます。まだ、少しご予約に空きがありますので、 ぜひご参加ください。 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0467-23-2156

挑戦と再挑戦の機会〜登山編〜

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こんにちは。 たすく御成教室の大久保直子です。 たすくの各教室では、日曜日に家族会活動として、 ノルディック・ウオークに取り組んでいます。 先日は、丹沢大山国定公園に位置する大山に登って来ました。 皆で体操をしてから、ケーブルカーで登山口に移動し、登山開始。 すると、一人の男の子が、「登りたくないな〜」「帰りたいです」と言い始めました。 地図を見せて、ルートを説明をしても、乗り気ではない様子。 「行ける所まで登っても良いし、下山しても良い」 「自分で決めて良いよと」、グループの皆と話し合いの末、 「帰りたいと言いにくい雰囲気だな」などとぼやきながらも、登山を再開。 登山の途中では、休憩のたびに水分をとったり、持参したものを食べてエネルギー補給。 そして、「エイエイオー」と、グループの皆に掛け声をかけて出発します。 出発時に皆に声をかける回数が増えていくうちに、 次第に「もう少しです。皆さん、頑張りましょう」と皆を励ますようになり、 いつの間にか先頭のスタッフと一緒に歩いて、皆を引っ張っていく立場に。 登山開始から下山まで、休憩も含んで6時間ほどかかりましたが、 最後まで歩ききりました。 下山した後、「やればできるんだ」とつぶやいた彼。 今回の長時間の登山にチャレンジして、自信がついたようです。 さて、8月には、彼と彼のご家族も一緒に、富士登山にチャレンジします。 失敗しても再挑戦できる機会が保証されているからこそ、 一緒に挑戦する仲間がいるからこそ、 勇気を出して、挑戦しよう!と一歩を踏み出せるのかな と感じた出来事でした。 ずっと一緒だよ! 一貫性と継続性のある支援を! たすくグループは発達障害の専門家集団です。 一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。 たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。 私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。 お子様の困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意していま

お子さんのことをより理解するために…アセスメントの重要性

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こんにちは。たすく鎌倉御成教室の西澤文香です。 7月になり、猛暑が続いていますね。 鎌倉では海開きもして、海水浴に向かう人たちで賑わっています。 さて、先日たすく鎌倉御成教室では「お子さんのことをより理解するための個別相談会」を開催しました。 たすくでは、お子さん の能力を最大限伸ばすために、一人ひとりの脳と身体の特徴をしっかり調べてから療育、教育、支援を続ける必要があると考えています。 「個別相談会」では、たすくへの入会をご検討されているご家族にご参加いただき、 個別のアセスメントを実施した上でお子さんの今の状態と未来の展望についてご家族の方と協議しました。 アセスメントでは、お子様のステップに応じた机上課題や、運動プログラムを実施。 得意なこと、苦手なこと、明日から取り組むべきことについて明らかにしていきます。 参加された方からは、「今まで理由がわからずもやもやしていたことがスッキリした」「なぜつまづいているのか、原因がわかった」とのご感想をいただきました。 これからもたすくでは「理解が先」を合言葉に、アセスメントを実行し、より良い療育について検討していきます。 個別相談会については今年度あと3回開催されます。 お子さんのことがよくわからずお困りの方、お子さんの脳や身体の特徴について理解したい方、ぜひご参加くださいね。 次回の個別相談会の予定です。 ●日程 平成30年9月2日(日) ●時間 9:00-18:00(1時間ずつの予約制) ●講師 大久保直子、西澤文香、他 ●場所 たすく鎌倉御成教室(鎌倉駅西口より徒歩2分) ●費用 3,000円 ●定員 15組(ご本人及び保護者) ●申し込み・お問い合わせ family@tasuc.com 0467-84-9420 ずっと一緒だよ! 一貫性と継続性のある支援を! たすくグループは発達障害の専門家集団です。 一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。 たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。 私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として

ご家族の力を信じて〜保護者学習会〜

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こんにちは。たすく御成教室の西澤文香です。 たすくでは、「教材マスターの集い」と呼ばれる保護者学習会を定期的に開催しています。 「教材マスターの集い」では、たすくに通ってくださっているお母様からの実践報告を中心に、明日からの療育に役立つ理論とプログラムを体験できることを目的とした学習会です。 先日、御成教室では、「構造化~スケジュール~」をテーマに、教材マスターの集いを実施しました。 スケジュールをうまく活用し、ごほうびとやるべき活動を意識しながら行動できるようになったMくんの実践報告を受け、 参加されたお母様の中から普段の生活で困っていることを挙げていただきました。 その中から、 「家にいる間にすることがiPadばかりになってしまう」というKくんのお母様のお悩みを事例に、グループワークを行いました。 グループワークでは、「インシデントプロセス法」という手法を用いて、Kくんのご家庭で困っていることについて参加者が質問をしながら情報収集し、解決のアイディアを全員で考えていきます。 参加された皆様からたくさんのアイディアをいただきました。 ・音を聞くことが好きなので、音を聞きながら楽器の演奏をするなどの遊び方を変えてみるのはどうか? ・iPadの充電器をお母様が管理し、少しだけ充電することでiPadができる時間を短くしたらどうか? ・身体を動かすことも好きなので、運動のビデオを見ながら一緒に運動をしてみるのはどうか? 帰ってからすぐに取り組めそうなアイディアがたくさん出てきました。 たすくでは、「ご家族と協働する」ことを大切に、 そしてお子さんの療育の中心であるご家族が、協働している専門家や支援者に追いつき、越えていくことが重要であると考えています。 これからもご家族の力を信じ、「教材マスターの集い」の保護者学習会の充実を進めていきます。 _______________________ 次回「教材マスターの集い」 7月14日(土)14:00〜 ✳︎新入会をご希望の方のご参加も受け付けております。 7月1日(日)に個別相談会を開催します。 お問い合わせは御成教室まで ずっと一緒だよ! 一貫性と継続性のある支援を! たすくグループは発達障

地域を歩こう! 皆と一緒の体験が自信につながる

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こんにちは。 たすく鎌倉御成教室の大久保直子です。 御成教室では、今年、土曜日、日曜日共に、 ノルディック・ウオーキングに取り組んでいます。 土曜日は、地域資源の活用を目的としたノルディック。 5月12日の土曜日は、ポールを持って花屋さんまで歩き、 母の日のプレゼントを選んできました。 日曜日は、しっかりとノルディック・ウオーキングをした後、地域のイベント等に参加。 5月13日の日曜日は、約5Kmのノルディック・ウオーキング後、 由比ヶ浜通りで行われている、ボーダーフェスティバルに参加しました。 今までは、ノルディック・ウオーキングの後、 お子さんそれぞれご褒美を設定していることが多かったのですが、 皆と一緒に歩けた。皆と一緒にイベントに体験できた。そのことを賞賛されることが、 ご褒美となり、自信になっているというメンバーも出てきました。 これからも、色々な体験を積み重ねていく予定です。 ずっと一緒だよ! 一貫性と継続性のある支援を! たすくグループは発達障害の専門家集団です。 一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。 たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。 私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。 お子様の困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。

「強化システムの理解」を活かして新たなチャレンジ!

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こんにちは。 たすく鎌倉御成教室の西澤文香です。 新年度がはじまり、入学や進級など、新たな生活がスタートする時期になりましたね。 今日は、4月から小学校に入学したNくんのエピソードをご紹介します。 Nくんの入学式前日の療育のこと。 お母様から、入学式に最後まで出席できるかとても不安であると伺いました。 それは、当日のスケジュールや座る席がよくわからないこと、幼稚園の卒園式では、式の途中で離席して会場から出て行ってしまったこと… そこでこんなお約束カードを作成。 入学式でのお約束と、それが達成できたら得られるごほうびを決めてもらいました。 (Nくんのごほうびは、夜ご飯に美味しい焼肉を食べに行くこと!) そしてそれを忘れないように、コードをつけてポケットに入れられる仕様に。 お母さんには、式の前に一緒にカードを見返してお約束を確認してもらうよう、お願いしていました。 結果は……大成功! 式が始まる前にカードを何回も見返し、式典の間は席を立つことも騒ぐこともなく、長時間しっかりと話を聞くことができたそうです。 たすくのJ☆sKepsアプローチでは 「がんばったらいいことがある!」と自ら楽しいことや嬉しいことを期待して活動に向かう力を、「強化システムの理解」と呼んでいます。 Nくんの強化システム(がんばったら、美味しいお肉が食べられる!)がしっかり働き、立派に入学式というイベントを終えられたエピソードでした。 「強化システムの理解」の力を伸ばすためには、まずはお子さんの好きなものや活動をしっかりと把握しておくことが大切です。 好きなものや活動は、その時々でブームがあり、昔すきだったものが今は変わっている、ということもあります。 ぜひ新年度を迎えたこの時期に、お子さんの好きなものを改めてチェックしてみてくださいね! そしてそれをごほうびに、新たなチャレンジをたくさんしていきましょう! ずっと一緒だよ! 一貫性と継続性のある支援を! たすくグループは発達障害の専門家集団です。 一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。 たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の

姿勢や書字のスキルも向上!

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こんにちは。 TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。 過日,「教材マスターの集い」という保護者学習会を開催しました。 今回のテーマは、「不器用さを改善するための身体作り」。 「不器用」という状態は、運動やスポーツだけではなく、生活動作にも影響を及ぼす場合があります。そして、二次障害の要因にもなり得るため、感覚・運動アプローチを継続することは、とても重要です。 実施するプログラムの内容も、お子さんの発達段階に応じて目標を定め、 スモールステップを組んで進めていくことが大切です。 そこで、今回の教材マスターの集いでは、不器用さの評価や改善するための理論、実際の運動プログラムの紹介の後、1年間身体づくりに取り組んだお子さんの成果を、発表させていただきました。 昨年、初めてお会いしたときは、バランスボールに座ってジャンプをすることが難しく、お腹でボールに乗ったときに、手を床についた姿勢を保持するために、足を支えてもらう必要がありました。 初回のアセスメントでは、運動が苦手で、床に寝そべって拒否。自ら立ち上がるまで30分を要する場面もありました。 そこで、運動と勉強を生活のルーティンにすることから始めました。 ご家族と相談しながら、運動と勉強の場所を決め、朝の予定に運動と勉強のスケジュールを入れて継続すること1年。 起床後に、主体的に運動を始めるようになり、朝ぼーっとすることがなくなりました。 そして、身体の使い方も上達し、運動のプログラムも少しずつステップアップ。 休憩時には、床にゴロゴロせず、椅子に座って過ごせるようになりました。 これにより、電車での移動も楽になったそうです。 机上学習でも姿勢の保持や構え方が変わり、色塗りをする際に、身体が揺れていた状態でしたが、今は指先の動きをガイドされるだけで図形が書けるようになりました。 運動にも、自信を持って、主体的に取り組んでいます。 来月には、2回目のアセスメントを迎えます。 J⭐︎sKepsの点数も大きく伸びており、新たなステージへのチャレンジ! これからの成長も、とても楽しみです。

見せるとよく分かる?!〜視覚的な情報〜

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こんにちは。 TASUC鎌倉御成教室の永井恵美です。 今回は、たすくのメソッド2「脳科学に基づく一人一人の理解」の中からトピックをお話させていただきます。 たすくの療育はメソッドの順番に大切なことが書かれています。 つまり、「メソッド2」ということは大切な順位が高いということですね。 療育を進めていくためには、子どもたちの特性をよく理解して、配慮をしっかりすることが必要です。同時に、特性を「強み」として前向きに捉えて積極的に活用していくことも大切だと考えています。 メソッド2には、11の項目がありますが、その中の8つ目「聴覚より視覚的な情報処理が得意な場合」をご紹介します。 視覚的な情報処理得意な場合、「つまり、見せるとよく分かる!」に繋がりますが、 私たちも、話を聞くより写真を見せてもらうとよく分かる! 言葉だけで説明されるよりプリントがあるとよく分かる! など、視覚的な情報に頼っています。 それくらい「見せる」ことは有効なのです。 今日の療育では、「場所を移動して休憩する」ことに取り組みました。 Oくんは、移動することや休憩を終わりにする合図を指示すれば達成することができます。 ですが、そろそろ時計を見て自ら動くことに取り組もう!とお母様と目標を立てました。 たすくの機能的な目標、スケジュールステップにも組み込まれている機能的な目標です。 そこで、時計が入ったスケジュールと活動を提示しましたが、決められた時間に戻ってくることができません。。。 もっとOくんにとって見て分かるツールを用意しなくては・・・と。 そこで、現在の時刻と活動、次の時刻と活動を分かりやすく示したボードを用意しました。 今も療育や家庭の中で使って試している最中です。合格!と言えるまで完璧ではありませんが、ツールの理解が進み、チラチラ時計を見るようになってきました! 「見せる」はとても大切ですが、「どう見せるか?」はもっと大切ですね。 一人一人異なる。 だから、個に応じたツールや関わり方をこれからも探っていきたいます!

「見る・聞く」「話す」〜療育のポイント

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こんにちは。 TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。 2月11日に、早期のお子さん向けの学習会を開催しました。 早期から療育を開始することの効果は知られていますが、 療育の内容は、一般的な早期の訓練ではなく、 本人が困っていることや生きづらさの解消から取り組むことが重要です。 そのために、たすくでは、お子さんに関わる方が同席して、 お子さんのことを「理解」するためのアセスメントを先に行い、 特性を把握した状態で、お子さん一人一人に応じた療育計画を立てて、 療育を進めていきます。 今回の学習会では、 4歳からたすくで療育を開始し、現在中3に成長したお子さんの事例をとおして、 言葉を発さずに奇声が多かった幼児期から、おしゃべりになり、 自分の行動を振り返り内省をするようになるまで、どんな療育を積み重ねてきたのか。 実際にお母様にお越しいただき、お話を伺いました。 そして、「見る・聞く」「話す」スキルを獲得するために、 どんな教材を使い、何を目標にして支援することが効果的なのか。 実際にコミュニケーションブックやスケジュール帳を使いながら、 参加者の皆さんと演習をしました。 3月3日にも、学習会を開催します。 未就学・小学校低学年のお子さんをお持ちの保護者の皆様。 療育・学習準備のポイントについて、一緒に学びませんか? 現在、お席に若干名の空きがございます。 お気軽にお問い合わせください。

ぼくのスケジュール帳! 自分で管理するために

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こんにちは。 TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。 たすくでは、コミュニケーションとスケジュール、タスク・オーガナイゼーションを 三種の神器として重視しています。 今週のアセスメントでも、来年小学校に入学するお子さんが、コミュニケーション用のお話ブック(お子さんが相手とコミュニケーションをとる時に使うカードが綴じてあるもの)やスケジュール帳を、家庭やたすくで使えるようになり、困った行動が減ったり、主体的に活動できるようになった成果が見られました。 でも、まだこれらのツールを使える場面が限定されていたり、お母さんが管理していたりすることも。 そこで、小学校でも、コミュニケーションやスケジュールのツールを自ら使い、 自分で管理するために、ご家族と作戦を練りました。 まずは、生活の中で、コミュニケーションやスケジュールを使う場面と必要なカードの のチェック。そして、スケジュール帳を自分のものとして持ち歩き、管理するために、 自分でカバーの絵柄を選ぶことに。 本人はピンクが好きなので、ピンク色を選ぶのでは?と、お母様とスタッフは予想していたのですが、本人が「これがいい!」と選んだのは違う柄。 そして、「ぼくのスケジュールにつけて!」とその場で自分のスケジュール帳にカバーをつけてもらい、うれしそうに持ち帰りました。 選択の機会の保証って、大事だなと改めて感じた出来事でした。 これからは、スケジュール帳をかばんに入れて、自分で出し入れすることにもチャレンジ。たすくでの勉強や運動、ノルディック・ウオークや外出時にも、自分で管理する練習を続けていきます。

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住所:〒248-0012 神奈川県鎌倉市御成町10番4号 B棟2F
(鎌倉駅西口を出て、御成通り方向へ徒歩2分)