靴紐の練習→TPOに合わせた靴を履く
こんにちは。
TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。
TASUCで使っているJ⭐︎sKepsアプローチの中に、
「指示理解」の項目として、「絵や写真、文字などで書かれている内容(指示書)にそって、課題を達成することができる」という目標があります。
写真を使って、身支度の指示書を使うことから始めることが多いのですが、
次第に、何をどうする。どこをどのように動かすなど、
細かい動作の手掛かりが必要になってきます。
あるASDのあるお子さんは、模倣がとても得意。
この強みを生かし、たすくステップ という動画の手順書が使えるアプリを使って、
お茶を入れたり、お茶を出したりする練習を開始しました。
動画を使うと、指導者が変わっても、同じように取り組めるので、
上達が早い早い。
そしてある時、お母様から、靴紐が結べるようになりたい。
という願いを伺いました。
そこで、今まで使いこなしてきた、動画の手順書の出番!
机上で身体の構えを整えた姿勢で、小さな靴の靴紐を結ぶことから始め、
半年後には、椅子に座って自分の靴紐を結べるようになりました。
現在は、椅子がない所でも、
床に座らずに、しゃがんだ姿勢を保持して結ぶ練習をしています。
靴紐が結べるようになったことで、
スポーツ用品店で自分の足型をとり、履きやすくて、かっこいい靴を選んだそうです。
これからは、制服やスーツに似合う革靴も選べるね。
たすくステップ のアプリは、こちらから見ることができます。